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従来、鋳巣やピンホールなどの内部欠陥の検査には、製品を切削して確認することが一般的でした。しかしこの方法では、切削した部分しか確認できないうえ、製品を破壊するため抜き取りでの検査しかできませんでした。JMCでは、産業用CTを使用することによって、非破壊かつ三次元的に内部欠陥を確認することができ、素材検査の定量化を実現しています。
また、検出器にはフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載し、最短数分~数十分という短時間でスキャンを行うことが可能になりました。高品質で短納期を目指すJMCの取組の一翼を担っています。
機材:phoenix v|tome|x c450 / phoenix v|tome|x m300 / phoenix nanotom m
鋳造品の製品検査において、ラインレーザーによる非接触測定で外観形状の測定を行っています。非接触測定で得られた点群データを元になった製品の3DCADデータと照らしあわせることで、寸法の差異をカラーマップで可視化し、木型の不具合や歪みによる不良品トラブルの芽を摘み取ります。
また、鋳巣やクラックなど内部欠陥に関しては、産業用のCTスキャンを用いて断面評価、三次元的な鋳巣解析を行い、鋳巣発生の傾向を分析して方案の改善に務めています。
JMCでは解析ツールとしてVGStudioMAXを導入しており、座標計測、設計値/測定値比較、ポロシティ/介在物解析、肉厚解析など様々な解析・可視化機能を利用することが可能です。
スキャンから解析まで社内で一貫して行う検査体制を可能にしています。
CTスキャンのみでもお受けしております。
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