素材製作
後加工
2018年7月26日
サービス
製造業の試作・開発分野に向け、鋳造部品を提供している株式会社JMC(神奈川県横浜市 代表取締役社長:渡邊大知)は、昨今の自動車業界を中心としたアルミニウムやマグネシウム鋳造品の需要拡大に対応するため、コンセプトセンター(長野県飯田市)内に溶解炉2基、アーム型非接触三次元測定機1台、低圧鋳造設備1基、脱ガス処理装置1基を導入し、生産設備の大幅な増強を実施しましたので、お知らせいたします。
1.溶解炉
この度導入した設備の中で、溶解炉は生産量に直結する重要な設備であり、既存の溶解炉と合わせて8基体制となったことから、鋳造工程における1日の生産能力が最大で約1.4倍(当社前期比)となります。さらに、同時に多くの種類のアルミニウム合金を取り扱うことができるようになり、多様な素材需要に対し柔軟に対応することが可能となりました。
また、溶解炉の増強による溶解能力の向上に伴い、付随する砂型造形の生産ラインが将来的に不足する見込みのため、2018年11月には同1ラインの増設を予定しており、これら一連の設備導入によって生産能力の大幅増強を実現いたします。
2.アーム型非接触三次元測定機
鋳造工程の生産量増加に対応するため、品質保証体制の強化として、ヘキサゴン・メトロジー株式会社製のアーム型非接触三次元測定機『ROMER Absolute Arm
7325SI』を導入いたしました。本機はポータブルタイプであり、鋳造工程内での測定が可能で、鋳造品の形状測定の効率向上や品質向上が見込まれます。